ゼラニウム

女性の象徴のようなゼラニウムはバラに似た香りと効能であることから、高価なばらの代役としても使われることの多い精油です。その他、ヨーロッパではゼラニウムを魔除けとして庭先や玄関先に植えて悪霊を寄せ付けない植物として用いられています。

学術名Peragonium graveolens
科名フクロソウ科
主となる産地モロッコ、フランス、スペイン
抽出部位花、葉
抽出方法水蒸気蒸留法
BF3
ノートミドル

ゼラニウムの香り成分

アルコール類

シトロネロール(20〜45%)
ゲラニオール(15〜25%)

エステル類蟻酸シトロネリル(〜20%)

主要成分はシトロネロールやゲラニオールでローズと共通の成分が含まれている精油で香りも似ています。

ゼラニウムの効果・効能

心への主な効果

自律神経のバランス調整をする特徴により、ストレス性の倦怠に有効的です。精神的なバランスが悪いとき、更年期障害などにも役立ちます。
虫が嫌う忌避作用のあるシトロネロールを成分に含んでいるため、蚊や虫を寄せ付けないことでも使える精油です。

身体への主な効果

ホルモンの分泌バランスを整える作用があるので女性ホルモンのバランス調整にも役立ちます。女性特有の生理痛、生理不順、PMS、更年期障害などの症状を和らげ、リンパの流れを促します。水分代謝ができていないときなど老廃物を排出する有効性があり、むくみ解消を促します。

肌への主な効果

お肌の老化現象によるシワやシミ、皮脂分泌のバランスをとる作用があるので、スキンケアに欠かせない精油です。オールスキンタイプに有効的です。また、抗菌、抗真菌、抗炎症作用もあることで、ニキビや火傷、水虫のケアにも役立ちます。

注意事項

妊娠中は使用を避けてください。肌刺激があるので、デリケートな敏感肌の方はパッチテストなどをしてから異常がなければお使いください。

この記事を書いた人

英国RQA認定アロマセラピスト 森安 規恵

私は1999年に渡英しアロマセラピーに出会い、勉強すればするほど、素晴らしいツールだと気づきました。
しかし、日本ではまだまだ使いこなせていないのが現状!
このページを通して少しでもアロマセラピーを家庭で実践できるようになっていただけたらと思い、ホームページを作りました。
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