カモミール・ローマン

グリーンアップルに似たフルーティーな香りが特徴的な精油です。やさしい香りで作用もおだやかなカモミール・ローマンにはカマズレンという抗炎症作用があり、小さな子供の皮膚の炎症などにも有効的に役立ちます。

学術名Anthemis nobilis
科名キク科
主となる産地フランス、イギリス、ドイツ、モロッコ、ハンガリー、イタリア
抽出部位
抽出方法水蒸気蒸留法
BF1~2
ノートミドル

カモミール・ローマンの香り成分

エステル類

アンゼリカ酸イソブチル(30~40%)
アンゼリカ酸酸イソアミル(14~20%)
アンゼリカ酸メチルアリル(10%~11%)

ケトン類ピノカルボン(~10%)

主要成分はエステル類のアンジェリカ酸が多く含まれており、鎮静作用に優れているので不眠解消にも役立ちます。

カモミール・ローマンの効果・効能

 

心への主な効果

鎮静作用があるので、中枢神経を鎮静する作用が強くストレス解消にも役立ち、外からの刺激を一時的に遮断することができるので、ショックや悲しみなど精神的なストレスに有効です。

身体への主な効果

精神的ストレスが原因の、頭痛、腹痛など、痛みを和らげるのに有効的です。また、消化不良や下痢、嘔吐など胃腸の不調の改善にも役立ちます。また、婦人科系の月経不順や更年期障害などの女性特有の症状にも有効的に役立ちます。

肌への主な効果

抗炎症、抗アレルギーの働きがあり、じんましんやアトピー性皮膚炎、かゆみなどに役立ちます。日焼けした肌やニキビ肌にも有効的です。

注意事項

香が強いので、少量の使用にとどめてください。妊娠初期には使用不可です。

この記事を書いた人

英国RQA認定アロマセラピスト 森安 規恵

私は1999年に渡英しアロマセラピーに出会い、勉強すればするほど、素晴らしいツールだと気づきました。
しかし、日本ではまだまだ使いこなせていないのが現状!
このページを通して少しでもアロマセラピーを家庭で実践できるようになっていただけたらと思い、ホームページを作りました。
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