ネロリ

ヴィクトリア朝時代から重宝されていた高貴な香り。オレンジの花から抽出される精油は大量の花から少ししか採油できないので、これもローズなどと同じように高価なオイルの一つです。甘くて気品のある香りは香水としても使われています。

 

データ

学術名citrus aurantium
科名ミカン科
主となる産地フランス、モロッコ、イタリア
抽出部位
抽出方法冷浸法・水蒸気蒸留法
BF2~3
ノートミドル

ネロリの香り成分

モノテルペンアルコール類リナロール(30~40%)
ゲラニオール(微量)
α-テルピネオール(微量)
モノテルペン炭化水素類リモネン(5~15%)
エステル類酢酸リナリル(5~10%)
酢酸ゲラニル(微量)

主要成分はリナロール、α-テルピネオール、酢酸リナリルですが、3つの有効成分で精神の安定作用があります。

ネロリの効果・効能

心への主な効果

慢性的な不安感や心が傷ついている時などに、心を落ち着かせてストレスを取り除いてくれる精油です。深くリラックスさせる効果があり、多幸感をもたらしてくれます。

身体への主な効果

ストレスでバランスを崩した自律神経を調整し、心身をリラックスさせる作用があります。ストレスからくる吐き気や緊張性の発汗、口の渇き、食欲不振、胃痛、頭痛、便秘、下痢など、ストレスによる様々な体の不調の改善に役立ちます。

肌(皮膚)への主な効果

細胞成長促進作用があることから、加齢による皮膚トラブルをケアしてくれます。肌の弾力を高め、シミ、くすみなどの予防にも有効的です。妊娠線の予防にも利用されています。

注意事項

鎮静作用が強いので、眠気を誘いますので集中力が必要な時は使用しないで下さい。

この記事を書いた人

英国RQA認定アロマセラピスト 森安 規恵

私は1999年に渡英しアロマセラピーに出会い、勉強すればするほど、素晴らしいツールだと気づきました。
しかし、日本ではまだまだ使いこなせていないのが現状!
このページを通して少しでもアロマセラピーを家庭で実践できるようになっていただけたらと思い、ホームページを作りました。
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