サイプレス

ヨーロッパでは古来からサイプレスは、ギリシャやローマで神聖な植物として、寺院や墓地などに植えられてきました。キリストが縛られた十字架はサイプレスで作れたという伝説もある程。また腐りにくい建材として、十字架を作る際には、よくサイプレスが使われてきました。

学術名Cupressus sempervirens
科名ヒノキ科
主となる産地フランス、イタリア、モロッコ
抽出部位葉、球花
抽出方法水蒸気蒸留法
BF6~7
ノートミドル~ベース

サイプレスの香り成分

モノテルペン炭化水素類

α-ピネン(35~65%)
δ-3-カレン(15~25%)

セスキテルペンアルコール類セドロール(5%~25%)

主要成分αピネンには、血行促進、うっ滞除去作用、免疫向上作用などがある為、冬の季節にはバスソルトなどに入れて使うととても体が潤いますね。

サイプレスの効果・効能

心への主な効果

怒りなどで興奮して高ぶった気持ちをクールダウンするときに有効的。イライラしている時、怒りが収まらないときに一旦心を落ち着かせ冷静な判断力をもたらします。

身体への主な効果

体内の滞った水分をスムーズに排泄します。むくみやセルライトの予防にも有効的です。女性ホルモン様のはたらきがあり、月経不順、PMS、更年期障害などの女性ホルモンのアンバランスによって起こる女性特有のトラブルの緩和に有効的です。

肌への主な効果

余分な皮脂を除去して、乾燥肌は潤いを持たせる両方の作用が特徴です。デオドラント作用により、足の匂いが気になる方に足浴も有効的。また、毛穴を引き締める効果があり、脂肌のケアにも有効です。

注意事項

妊娠中は避ける。皮膚への刺激作用が強いので、適量を守りましょう。

この記事を書いた人

英国RQA認定アロマセラピスト 森安 規恵

私は1999年に渡英しアロマセラピーに出会い、勉強すればするほど、素晴らしいツールだと気づきました。
しかし、日本ではまだまだ使いこなせていないのが現状!
このページを通して少しでもアロマセラピーを家庭で実践できるようになっていただけたらと思い、ホームページを作りました。
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