ローズマリー・シネオール

ツンとするクリアな香りが脳の活性化に有効的。心身の機能を活性化してくれます。 ヨーロッパでは復活の象徴とされていたローズマリーは、エジプトのミイラの中から残骸が見つかったといわれ、その他魔除けとしても使われていたようです。 目が覚めるようなシャープな香りは、頭の働きを明晰クリアにしてくれるほど脳の働きを活発にしてくれます。また、筋肉痛や関節の痛みにも有効です。

データ

学術名Rosemarinus officinalis
科名シソ科 
主となる産地フランス、チュニジア
抽出部位葉と開花中の花の先端部
抽出方法水蒸気蒸留法
BF3~4
ノートミドル

ローズマリー・シネオールの香り成分

オキサイド類1.8シネオール(30~50%)
モノテルペン炭化水素類α-ピネン(10~20%)
β-ピネン(3~9%)
ケトン類カンファー(5~15%)

主要成分はオキサイド類の1,8-シネオールで、ローズマリーの成分と似ています。その為、抗菌、抗ウイルス、去痰作用などがあり、鼻やのどのトラブルに有効です。

ローズマリー・シネオールの効果・効能

心へ主な効果

脳細胞の活性化に著しく有効的という研究発表を鳥取大学教授がしていることから有名になりました。記憶力をアップし、集中力を高め得てくれます。無気力になってしまったときにも元気を与えてくれ、心を強くしてくれるのが特徴。試験勉強など夜に目覚ましで使用するのは有効的です。

身体への主な効果

特に呼吸器系に有効的で、痰が絡む咳やのどの違和感を去痰作用で鎮めてくれます。また、筋肉痛、腰痛、神経痛などの痛みの鎮静にも有効的です。低血圧でお困りの方にも血圧を正常に戻す働きがあるとされています。

肌(皮膚)への主な効果

肌のむくみや炎症を改善。フケを抑え、毛髪の成長を促します。脂性肌の改善に効果があります。抗菌、収れん作用もあり、ニキビや吹き出物の予防・改善に役立ちます。また、消臭作用によりデオドラント(消臭)に利用できます。

注意事項

刺激が強く敏感肌、妊婦さん、高血圧の方、てんかん症状のある方は使用しないで下さい。その症状を刺激します。覚せい作用があるので夜の使用は眠れなくなるため使用を避けてください。

この記事を書いた人

英国RQA認定アロマセラピスト 森安 規恵

私は1999年に渡英しアロマセラピーに出会い、勉強すればするほど、素晴らしいツールだと気づきました。
しかし、日本ではまだまだ使いこなせていないのが現状!
このページを通して少しでもアロマセラピーを家庭で実践できるようになっていただけたらと思い、ホームページを作りました。
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